オーディオの天板、スイッチ、ボタンなどユニットの加工一式です。化粧面は切削目を綺麗に出し、加工後はヘアーライン目を付けアルマイトの色を見本に合わせ完成です。

小さい商品ですが、加工箇所がたくさんあり、エンドミルで加工をする際に、ヌスミ加工が必要な箇所を確認し加工しました。

板材から、両サイドのジョイント部を旋盤でテーパ1/40に加工し、マシニングで仕上げ後にヘリサートを挿入

全体的に切削する部分が多く、センターには220角深さ25mmで加工をし内側には130四角に抜き加工があります。穴加工が多く慎重に加工しました。

長い商品なので、加工できる機械が限られてきます。上面には、幅4mm長さ32mmを12か所残し、深さ3mmの幅52mmを削り込み歪みなく仕上げしました。

センターにはφ50mmの貫通穴があり、185角コーナーＲ7.8で深さ36mmに加工し、底面にはパッキン溝もあります。φ242mmの旋盤加工品とセットで加工しました。

外周の面相度が厳しく、側面の出っ張った部分の公差も重要です。上面には、幅4.8mm×30Ｌの長穴深さ11mm、2本溝と、3本溝の壁の厚みは0.8mmと薄いです。

形状は台形になっており、一番広い面30mm幅には接着剤用の溝幅1深さ1があり、歪みもなく仕上がりました。

内径の歯切をスロッターで、四角穴をブローチで加工しました。小ロットのブローチ、スロッター加工も可能です。

Ｏリング面の面相度等、タップ穴の位置関係を注意し、タップ1/4-28UFネジの底にφ1のキリ通しがあります。